留学の送金方法の種類について知りたいですか?この記事では留学にあたって必要な授業料や生活費の送金方法についての解説をしています。
この記事を書いている僕はアメリカのフロリダ州にある大学に留学した経験があり、授業料や生活費の送金方法の種類について留学前にリサーチをかなり行い、手数料を低く抑えた状態で資金移動することに成功しています。
ですので、これから留学したい方や留学して日本国外にいるけど次の帰国時にはしっかりと手続きできる状態にしたいという方のお役にたてる内容となっています。
留学資金の送金の種類とメリット・デメリット
留学資金の送金法は大きく分けて5種類あります。
- 直接現金を持って出国する
- 銀行を介して送金する
- 送金サービスを使って送金する
- 仮想通貨を使って送金する
- マネパカードを使う
直接現金を持って出国する
1ヶ月の短期留学に使える方法です。
クレジットカードの使えない国や授業料などの留学費用を現金で払わなければ行けない場合は直接現金を持っていく方法しかありません。
しかし、アメリカなどでは1万ドル以上の現金や資産価値のあるものを持って入国する場合、申請が必要です。日本円でいうと90万円くらいなので、授業料とアパートの賃料、食費などを考えると短期留学のケースが考えられますが、90万円という現金を持ち運ぶのはかなり勇気がいります。
また、円からドルなど外貨に両替したときの手数料を考えると、3%分多めに用意しなくては行けないので、90万円の現金を持っていくのに93万円用意しなくてはなりません。
大体、空港や銀行で両替すると3%かかりますよ。5種類の方法の中では一番ポピュラーな方法でもあります。
銀行を介して送金する
授業料などを入学前に支払わなければならない場合や、すむアパートに前家賃を収める場合などが考えられます。
銀行を介して送金するということは、両替手数料の他に送金手数料がかかることになります。例えばUFJ銀行の場合は送金するだけで5000円かかり、しかも1度に送金できる金額に限りがあります。
銀行経由の送金コスト=(銀行での両替手数料3%)+(送金手数料)
例えば、100万円を送金したい場合は、(100万円×0.03)+5000円=35000円かかります。
また銀行によっては着金手数料などの手数料がかかるので、実際には100万円送金したつもりが96万円くらいしか送金できませんでしたということになってしまいます。しかも海外の口座を持っていなければ行けないので口座維持費などの費用もかかり、かなりのロスがあります。
例えば、UFJ銀行と提携しているユニオンバンクはセービングアカウントに1350ドル以上貯金がないと毎月「口座管理料」という名目で8ドルずつ引かれていきます。
また実際にアメリカに住むと分かりますが、ユニオンバンクはあまりポピュラーではないのでATMの量がバンク・オブ・アメリカなどと比べて圧倒的に少なく非常に使いにくい銀行です。
セービングアカウントに預金さえしていれば口座管理手数料はかからないので、緊急時用として用意しておくのはいいかもしれません。しかし、緊急用と考えるのであれば手元に現金を隠し持っておくほうが使い勝手が良いです。
ちなみに僕の住んでいるフロリダ州はハリケーンが毎年くるので、ハリケーンシーズンは大量の水と保存のきく食料、現金を1000ドルくらい用意しています。
準備さえちゃんとしていれば大学が休学になるので、ワクワクドキドキ楽しく過ごせます。
送金サービスを使って送金する方法
いくつかの種類の海外送金サービスを使用しましたが、トランスファーワイズという送金サービスが一番手数料が安くて使い勝手が良いです。
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トランスファーワイズの良い点は、為替手数料などのコストがかからないことです。かかるコストは送金金額の0.55%と100円だけです。
トランスファーワイズ経由の送金コスト=(送金金額×0.0055)+100円
つまり100万円を送金したい場合は、(100万円×0.0055)+100円=5600円です。
銀行経由で送金するよりも6倍も安いですね!!
仮想通貨を使って送金する方法
これは僕は実際にやったことがなく同じくアメリカに留学した友人からの情報ですが、仮想通貨を使った送金方法は手数料が安く済むのが良い点ですが、仮想通貨の価値の変動が激しく換金のタイミングは非常に難しいとのことです。
投資として仮想通貨を常に見張っておける人なら良いとともいますが、留学生の仕事は勉強なので常にお金のことが気になって勉強が身につかないという事態にはならないようにしましょう。
また仮想通貨のプラットフォームはいろいろな種類があって、それぞれ特徴や人気が違うのでそこも注意が必要です。人気の低い種類の仮想通貨だと換金したくても出来ないこともあるからです。
マナパカードを使う方法
マネパカードはマネーパートナーズが発行しているプリペイドカードです。
1枚のカードに6種類の通貨(ドル・円・ユーロ・香港ドル・ポンド・豪ドル)がチャージできます。
しかも両替手数料がドルなら1通貨あたり0.03円と3%の手数料でFX口座を経由して両替できるので自分の好きなタイミングで両替できます。
マネパカードの手数料=(1通貨×0.03)
銀行での両替と違い着金手数料や送金手数料がかからないのも良い点です。例えば1ドル100円と考えた場合、100万円を送金するには(100万円)÷(100円/ドル)=1万ドルなので、300ドル分の手数料がかかります。
手数料だけで考えると銀行送金とトランスファーワイズの中間ですが、マネパカードの魅力はフットワークが軽く使える点です。例えば僕が今度、学会参加で行くシアトルはカナダと隣接した地域です。
そこで、留学先で先輩のカナダ出身のジェイソン君の家に学会前に遊びに行くことになったのですが、マネパカードがあればカナダドルにわざわざ両替しなくてもチャージしてある米ドルでそのまま買い物が出来てしまいます。カナダドルを現金で用意する必要もありません。
また、香港に遊びに行く場合でもマネーパトナーズのFX口座にある資金を香港ドルにチャージするだけで買い物ができるので、世界中に旅したい人や留学中に第3国に旅行に行きたい人にはマネパカードは非常に強力なツールになります。
さらに両替しすぎちゃったなーと言う場合でも外貨→日本円の両替には手数料がかかりません。
- 手数料は銀行送金とトランスファーワイズの中間
- 1枚のカードで6種類の通貨が使える
- 米ドルにチャージしておくとカナダドルとしても使える
- 外貨からの両替手数料が無料
- プリペイド式なので無駄使いを避けることができる
- 使用履歴が残るので親御さんも管理がしやすい
留学資金の送金方法 5種類 まとめ
留学資金を送金する方法は大きく分けて5種類あって、それぞれの方法に一長一短があり、適材適所で使うことで海外留学をもっとお得にすることが出来ます。
直接現金を持っていく方法は短期留学で事前に現地に入る時間がない人向けの方法です。
日本の銀行からの送金は現地の銀行口座を持っている人向けの方法です。
トランスファーワイズを使った送金サービスを使う方法が一番コストを安く済ませることが出来ますが、マネパカードを使う方法も利便性が高くおすすめです。
仮想通貨は予測不可能なのでおすすめしません!(笑)
手数料は普通でフットワーク軽く行動したい人 → マネパカードの発行方法とは【1から10まで徹底解説!】
コストを低く抑えたい → トランスファーワイズを使う