レーシック治療を受けてみたいけど、失敗した時のことが怖くて躊躇していませんか?
僕も実際にレーシック治療を受けるまで、レーシックに失敗した時のことが怖くて1年以上迷いました。でも今はレーシック治療を受けて本当に良かったと思っています。そこで本記事ではレーシック治療の失敗について解説をしています。
僕がレーシック治療を受けたのは、2012年です。それ以来メガネのいらない生活を快適に送っていて、その後の合併症や深い症状もないという体験からレーシック治療は良い治療だと思い、この記事を書いています。
レーシック治療で起こり得る失敗
レーシック治療で起こり得る失敗は以下の通りです。
- 異物感
- ドライアイ
- 角膜混濁
- 乱視
- グレアリング
- 術後感染
- 眼圧上昇
- 視力の後戻り
異物感
目の中がゴロゴロした感じがしたり、目の粘膜が染みるような症状。
頻度としては多く、レーシック手術直後から翌日くらいまで続く。
点眼薬などで症状を緩和することができます。
僕もレーシックの治療をうけた直後から翌日のお昼くらいまで感じました。
ドライアイ
術後涙が出ずに、目が乾く症状。
レーシック治療によって角膜の知覚神経を切断するために発症する。
点眼で治療が可能で、コンタクトレンズの使用により神経を損傷していることもあるためレーシック特有かというとそういうわけでもない。
角膜混濁
視界にモヤがかかったような状態。
角膜の傷や炎症が原因で視界がくっきりしない状態。
僕もこの状態になって目の中にワセリンが入ったような視界でしたが、品川駅から埼玉県まで一人で頑張って帰りました。翌日の午後の検診時にはすっかり元に戻っていました。
グレアリング
光がぎらついて見える状態。
レーシック手術で角を剥がして、元に戻す際にきちんと角膜のフチとフチが合わずに段差ができるために発症する。
従来の方法ではなくて、最新の機械での治療を選択することで回避可能。
術後感染
術後に角膜の中に細菌が入って感染症を起こした状態。
軽度〜10度まであるが、抗菌薬を点眼することで治療可能。以前に銀座眼科が集団感染症を起こした事件もあり、今はどの医院も独自の対策をしている。
眼圧上昇
目の中の液体の量が増えて、眼球の中からの圧力が高まった状態。
レーシックにより角膜が術前よりも薄くなるため、重症な場合は角膜が外に飛び出してしまうが、術前の検査や角膜を強化する手術を併用することで回避可能。
僕もこの角膜強化治療を同時に受けました。
視力の後戻り
術後、視力が0.7以下になってしまう状態。
薄くなった角膜が内部からの眼圧によって押されて変形することで、視力が後戻りする現象で、治療前の検査で角膜の厚みをしっかりと測ってもらったり、角膜強化の治療を同時に行うことで回避可能。
僕はいまだに視力が手術当時のまま1.5あります。僕の妻もレーシック治療を2011年に受けていますが、視力に影響は出ていません。
この他にも角膜が角化する症状や乱視などの状態がレーシック治療の合併症としてあります。
レーシック治療の失敗率
レーシックの失敗率は1%以下です。
ARSC(アメリカ屈折矯正手術協会)の報告によると、レーシック治療による術後合併症のリスクは非常に低く、30%の患者さんが一時的な深い症状(異物感など)を経験し、ずっと続くような失敗が起きる確率は1%にも満たないことが分かっています。
以下、『アメリカ屈折矯正手術協会』の報告をなるべくわかりやすい言葉に訳してあります。
最近メディアが「レーシック手術による失敗は45%」と報じたが、これは正しくない。このデータは患者の一部分から取り出したデータで全体を見たデータではないからだ。レーシック治療は外科手術なので、リスクが全くないとは言えないが、過去20年間の研究から96%以上の患者がレーシック治療に満足しているし、術後長く続く合併症は1%に満たない。それでも、レーシック治療についてより詳しい情報を知りたい方は眼科医に尋ねると安心できます。
レーシックで失敗した場合の生活への影響
レーシック治療に失敗した場合の影響は一時的で、永続的な影響はあまりありません。
上述の通り、レーシックによる深い症状は一時的なものが多いことと、術前のしっかりと診断することでレーシク治療による失敗を予防することができます。
僕の体験は術後、家に帰るまでモヤ掛かった視界で電車に乗るのに苦労したことと、数時間おきに麻酔の点眼をしないと目が痛かったこと、テレビが眩しくてその日は見れませんでした。
翌日のお昼にはこの不快症状はなくなっていて、世界が明るく見えるようになったことを今でも覚えてます。
レーシックで失敗しないための病院選び
事前の検査をしっかりしてくれる病院を選ぶ
遺伝的な要素まで検査してくれる病院を選んでください。
僕が行った病院では、レーシック手術前に半日かけて検査を行い、遺伝的な検査までしてくれました。遺伝的な原因で、角膜にレーザーを当てると白濁してしまう方もいるからだそうです。
一方で、僕の当時の職場のボスは検査をした結果、レーシックは行わない方が良いという診断を受けました。理由はもともと角膜が薄かったから。
このようにしっかりと術前診断をする体制が整っていて、レーシック手術が出来る・できないをはっきり伝えてくれる病院は親切だと思います。
眼科専門医がいる病院を選ぶ
レーシック治療は必ず眼科専門医がいるところで受けて下さい。
僕が歯周病専門医ということもあり、専門医の価値や実力はよく分かっています。
専門医になるためには、知識と医療技術だけでなく判断力や直感力までも必要です。
判断力・直感力をより的確にするために知識の裏打ちが必要なわけです。
一般医が実力が無いと言っているわけでなくて、専門医であれば間違いがないという考え方からレーシック手術を受ける際は眼科専門医にやってもらうことをお勧めします。
アフターケアが充実している病院を選ぶ
レーシック治療のみを行っている病院はアフターケアがしっかりしています。
レーシック治療を専門的に行っている病院は経験値も豊富なので、失敗の確率がしくいのと失敗した際の保証も明記してくれたりと治療を受ける側としてはメリットが多いです。アフターケアには、定期的なメインテナンスやチェックが含まれていたり、術後の合併症が起きたときに新たな費用が発生することなく対応してくれたりなどが含まれます。
僕が選んだレーシック治療の病院
僕がレーシック治療を受けたのは品川近視クリニックです。
冒頭でもお話しした通り、僕は2012年にレーシック手術を受けて、その後も快適な生活をしています。本当にあのとき決断して良かったと思っています。
特に僕の職業は歯科医師で、「目と手」が商売道具なのでもしも視力が落ちるようなことがあってはいけないと思い1年間かけて入念にいろんな病院をチェックしました。
最終的に品川近視クリニックを選んだのは、術後に視力が落ちてしまうことを予防する角膜強化治療をやっていて、眼科専門医がいること、術後のアフターケアがしっかりしていることに加えて、先輩が同じ病院で治療を受けてとても満足感が高かったことから決めました。
なのでもしも、近視や老眼で悩んでいる方がいたら僕は迷いなく品川近視クリニックをおすすめしたいです。